皆さんこんにちは!
今回はインドネシアの各種ビザの取得方法と注意点についてご案内したいと思います。
インドネシアの主なビザの種類
ビザの種類 | 名称 | 適用させる活動 |
ビザの免除 | 30日以内の観光、親族訪問、社会訪問、文化・芸術、文化・芸術、政府用務、講演・セミナー参加、国際展示会、インドネシア本社または駐在事務所での会議、トランジット | |
到着ビザ/VOA (Visa on Arrival) | B213 | 観光、親族訪問、社会訪問、芸術・文化、政府用務、商業目的でないスポーツ、視察・短期講座・短期トレーニング、商談、商品の購入、講演、セミナー参加、国際展示会参加、インドネシア本社または駐在事務所での会議、トランジット |
シングルビザ/Single Visa | B211A | 観光、家族、社会、ボランティア、芸術と文化、公務、商用目的でないスポーツ、視察、短期コース、短期トレーニング、商談、商品購入、講演またはセミナー参加、国際展示会参加、インドネシア本社または駐在事務所での会議、トランジット、インドネシア領土にある輸送機関との合流、緊急時の作業 |
B211B | 工業関連の訪問: ・インドネシア製品価値の向上、国際的マーケティングのためのコンサルタントと研修 ・インドネシア支社への監査・品質管理・検査 ・外国人労働者候補の採用に向けての実地試験. | |
マルチプルビザ/Multiple Visit Visa | D212 | 親族訪問、社会訪問、芸術・文化、政府用務、視察・短期講座・短期トレーニング、商談、商品の購入、講演、セミナー参加、国際展示会参加、インドネシア本社または駐在事務所での会議 |
一時滞在ビザ/Limited Stay Visa | C312 | 就労・留学・研究・家族との同居等、 以下含む: 1. 専門家. 2. インドネシア領海/大陸棚/排他的経済水域で操業中の船舶、海上施設等での仕事. 3. 聖職者の職務. 4. 給与を伴う専門職の活動. 5.関係機関からの許可取得済みの商業撮影. 6. 品質管理. 7. インドネシア支社への監査と検査. 8.アフターサービス. 9. 機械の修理と設置. 10. 期間の区切られた仕事. 建設 11.芸術、音楽、スポーツ公演. 12.プロスポーツ. 13. 治療. 14.外国人労働者候補の採用にむ.けての実地試験 |
C316 | 労働を目的としない教育 | |
C317 | 労働を目的としない家族との同居 |
出所:在日本インドネシア大使館
ビザの取得方法と必要手続き
ビザ免除
インドネシアでは日本を含む30カ国の国民に対し、30日以内の特定の目的で入国する場合に限りビザの取得を免除するとしています。(特定の目的は表にてご確認下さい)
- 滞在期間:30日以内(延長不可)
- パスポートの必要残存期間:入国時6ヶ月以上
- パスポートの未使用査証欄:連続2ページ以上
- 必要書類:30日以内にインドネシアから出国する航空券
- 注意事項:入国時に入国印が押されていることを必ず確認して下さい。入国印がない場合、出国時に不法入国・不法滞在を疑われる恐れがあります。
アライバルビザ/VOA (Visa on Arrival)
プライベートでの入国に加えて、商談やセミナーの参加、駐在事務所での会議など商用の目的で入国する際に必要となるビザです。
ビザは渡航前に在日インドネシア大使館で事前に取得するか、インドネシアの該当する空港もしくは港にに到着した際に取得します。
*商用目的の入国でも、工場訪問は不可となりますのでご注意下さい。
- 滞在期間:30日以内(1回のみ現地入国管理局にて30日の延長可能)
- パスポートの必要残存期間:入国時6ヶ月以上
- パスポートの未使用査証欄:連続2ページ以上
- ビザ料金:IDR 500,000もしくは相当額の米ドル/円(カード不可)
- 必要書類:30日以内にインドネシアから出国する航空券
- 注意事項:ジャカルタ・スカルノハッタ(CGK)国際空港、デンパサール・ングラライ(DPS) 国際空港、スラバヤ・ジュアンダ(SUB)国際空港、メダン・クアラナム(KNO)国際空港、バタム島・ハン・ナディム(BTH)国際空港を始めとする空港、海港および指定された国境地点からの入国に限る。
業務ビザ(ビジネス出張用ビザ)
インドネシアで商業目的の活動をする際に必要になるビザです。活動目的に適当なビザを選び取得しましょう。
業務シングルビザ(B211A): 商談、会議等
- 滞在期間:30日/60日(滞在可能な最大日数)
- 有効期限:発給日から90日以内に入国が必要
- パスポートの必要残存期間:入国時6ヶ月以上
- パスポートの未使用査証欄: 3ページ以上
業務シングルビザ(B211B):工業関連の訪問等
- 滞在期間:30日/60日(滞在可能な最大日数)
- 有効期限:発給日から90日以内に入国が必要
- パスポートの必要残存期間:入国時6ヶ月以上
- パスポートの未使用査証欄: 3ページ以上
業務1年マルチビザ(D212)
- 滞在期間:1~24ヶ月(査証発給許可通り)
- 有効期限:90日(有効期間以内に入国が必要)
- パスポートの必要残存期間:申請時18ヶ月以上(最終入国時6ヶ月以上)
- パスポートの未使用査証欄: 6ページ以上
KITASについて
インドネシア入国後に長期間滞在される方は、入国管理官がパスポート上に指定した入国管理事務所において、到着の日から7日以内に外国人登録(POA)を行い滞在許可(ITAS/ITAP)を取得する必要があります。滞在許可を取得すると、「滞在許可証」(KITAS/KITAP)が発給されます。また,ジャカルタ特別州内に90日以上滞在する場合には外国人来訪者身分証(KIP)を、スラバヤ市に長期滞在する場合には滞在許可証(KITAS)発行日より14労働日以内に居住証明書(SKTT)を取得する必要があります。詳細についてはインドネシア法務人権省入国管理局事務所、警察署、住民民事登録局等でご確認ください。
ビザ取得の注意ポイント
- パスポートの残存期間
どのビザを取得する際にもパスポートの残存期間と未使用査証欄が必要となります。手続きを開始する前にまずはパスポートを確認しましょう。
- 証明写真
インドネシアのビザ用の証明写真ですが、以前までは背景は必ず「赤色」と指定されていましたが、2019年からは「白色」に変更されています。
- 申請書空欄の内容に記入しましょう
インドネシアのビザ申請書はわかりにくいのですが、見本がありますのでよく確認して、必ず全ての欄を埋めるようにしてください。空欄があると受理されません。
- 英文の推薦状
この推薦状とは日本の所属企業が発行する書類で、ビザ取得者の身元を証明するために必要です。また、推薦状は原本であること、捺印が押されてる必要があります。
ビザの申請場所
日本で申請する場合、東京と大阪で申請することが可能です。
大使館・領事館 | 住所 | ウェブサイト | 申請受付時間 |
インドネシア共和国大使館 | 〒141-0022東京都品川区東五反田5丁目5−2−9 | https://kbritokyo.jp/ja/ | 平日 9:30 ~ 11:30 |
在大阪インドネシア共和国総領事館 | 〒530-0005 大阪府大阪市北区中之島6丁目2−40 中之島インテス | http://www.indonesia-osaka.org/ja/ | 平日 9:15 ~ 12:00 |
まとめ
いかがでしたでしょうか?
読んで頂いたように、インドネシアのビザの制度は複雑な上に、最新の情報をキャッチしないとその規制が変わっていたという話も聞きます。
弊社ではインドネシアビザ取得のサポートもさせて頂いておりますので、まずはお気軽にご相談、お問い合わせ下さい。