インドネシア進出のための基礎知識

皆さんこんにちは!

今回はインドネシアに進出する上で知っておくべき基礎知識をまとめてみました。
弊社の記事でインドネシア進出の魅力やメリットについてお伝えしてきましたが、そんなインドネシアの基本情報について詳しくお届けします!

インドネシアの基本情報

国土・人口・言語

面積

1,916,862

人口

261,900,000

首都

ジャカルタ (人口 10,374,000)

言語

インドネシア語

宗教

イスラム教、キリスト教(プロテスタント・カトリック)、ヒンドゥー教、仏教、儒教

出所:インドネシア中央統計局(BPS), 日本貿易復興機構(JETRO)

インドネシアは正式名称「インドネシア共和国(インドネシア語:Republik Indonesia)」と言い、東南アジアの南部に位置する世界最大の島嶼国家です。保有する島の数は1万7千島以上で、正確な数はインドネシア政府も把握し切れていないとのことです。

また人口は世界人口第4位で約2億6千万人が住んでおり、その増加数は2014年から2017年の3年間で9百万人以上増えています。首都ジャカルタは琵琶湖に匹敵する大きさでジャカルタが約662㎢に対し、琵琶湖が669㎢。そこに1千万人が住んでいると考えると人口密度が高い事が伺えます。ジャカルタの渋滞も世界最悪だと言われておりましたが、最近では地下鉄(MRT)が開通し徐々にではありますが緩和されてきています。

更に、インドネシアは多民族国家でもあります。インドネシアに住む民族は数多く存在し、2010年のインドネシア中央統計局の調べによりますと1,340民族あります。最も多い民族はジャワ島を中心に暮らしているジャワ人で人口の40%を占めているとされています。

公用語はインドネシア独立宣言後に憲法に国語として定められた「インドネシア語」。1,300以上の民族国家からなるインドネシアでは民族や地方によって異なる言語、文化、風習を持っており、それぞれが違う言語を話していました。現在でもインドネシア語も話せるが、地方語に当たるジャワ語、スンダ語、バリ語も話せる人が沢山います。インドネネシア人は多くがバイリンガルなのです。

宗教

インドネシアでは建国五原則(パンチャ・シラ)で「唯一神への信仰」が定められており、全国民が何かしらの宗教を信仰しています。国が公認している宗教はイスラム教、キリスト教(プロテスタント)、キリスト教(カトリック)、ヒンドゥー教、仏教と儒教です。統計によりますと人口の87%がイスラム教徒、7%がプロテスタント、3%がカトリック教徒、そして1.5%がヒンドゥー教徒。仏教徒、儒教、そして無回答のだった人が1.3%となっています。

また、インドネシアの身分証明書には日本には無い「宗教」と言う欄が記載されています。2017年まではこの欄に政府公認の宗教の記載が義務付けられていましたが、今では空欄または「その他信者」の記載も認められています。

国民性

皆さんご存知のようにインドネシアは常夏の国です。その気象と一致するようにインドネシア人は明るく温厚、フレンドリーな国民性です。

例えば、道端で知らない人と目が合えば笑顔で挨拶絵を交わします。また、知り合ったばかりでも家に招待し料理を振舞うなんてことは日常茶飯事で、外国人でもとても温かく迎え入れてくれます。

また、年配者をとても大切にする国民性で、バスや電車で席を譲る姿をよく目にします。それは女性や幼い子に対しても同様で、とても親切な性格といえるでしょう。困っている人がいるとほっておけないタイプで、道案内や、人助けを率先して行う人が多いです。

政治

政治体制

インドネシアの政治体制は大統領制、共和制をとっており、現在は第7代大統領ジョコ・ウィドド大統領が2期目の政権を治めています。議会は国会と地方代表議会で構成されています。

また、インドネシアではインドネシア国籍を持つ満17歳以上の全ての国民に選挙権が与えられています。2019年には大統領選挙があり、投票率は81%ととても高く、国民の政治への関心度の高さが伺えます。

経済

ASEANの中でも成長著しいインドネシア。2005年以降の経済成長率は,5%後半~6%台という比較的高い成長率を達成。2018年のGDP(国内総生産)はASEANでトップとなりました。これからのASEANのリーダー的存在と言っても過言ではないでしょう。

では、インドネシアの主な産業とASEAN各国との比較を見ていきましょう。

主な産業

インドネシアの主な産業は製造業、農林水産業、と観光業です。

「神秘の島バリ島」なんてキャッチフレーズを聞いたことある人も多いのではないでしょうか?バリ島は日本人にも人気の観光地ですよね。

広大な国土で育まれる豊かな天然資源は他国を圧倒するものがあります。農林水産物を始め石油・天然ガスや石炭などの鉱物類と保有する資源は多様かつ豊富です。
また、インドネシア東部の島々には豊富なエネルギー資源や 森林資源があり、合板やラタンについては世界最大の生産・輸出国でもあります。
この天然資源は多くの外資企業からの注目を集め、大規模な投資マネーが集まってきています。
このように、生産面から見てインドネシアは限りない開発と発展の未来あるポテンシャルを持った国です。

ASEAN各国との比較

出所:農林水産省

インドネシアの1人あたりのGDPはASEAN諸国内では5位の3,876USドルで、ブルネイ、マレーシアやタイと比べると劣っているものの総GDPで見ると10,154億ドルで1位です。

ASEAN諸国内の人口と国土面積で比較してもインドネシアは圧倒的に大きく、さらなる経済成長を見込める要因ではないでしょうか。

まとめ

いかがでしたでしょうか?インドネシアについて意外と知らないことも多かったのではないでしょうか?

親日国家として有名なインドネシアは、明るくフレンドリーな国民と、豊富な天然資源を有するとても魅力的な国ですよね。

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