インドネシア旅行業界最大の B to B 商談会とは?

全世界第4位の人口、着実な経済成長、インドネシアのこれからを見据えて営業を考えている企業様も多いのではないでしょうか。

今回はインドネシアの旅行業界で最大のB to B商談会、「TTC Travel Mart」をご紹介したいと思います。

TTC Travel Mart とは?

「Tourism Training Center Travel Mart」、略して「TTC Travel Mart」
1年に2回、ジャカルタと他都市で開催。

今回は9月17日にジャカルタ、9月19日にジョグジャカルタで開催。

主催者

このイベントの主催者は

Mr. Tedjo Iskandar(Founder TTC Travel Mart)

Tourism Training Center (TTC) Travel Mart の創業者で創業以前はフリーランスのツアーリーダーとして活躍。

インドネシアの地方都市パレンバンで生まれ、高校を卒業後ジャカルタのTrisakti観光専門学校に進学。ジャカルタでフリーランスの仕事としてツアーリーダーを始める。当初はスカルノハッタ空港からホテルまでの送迎しか任せてもらえなかったが持ち前の明るさとユーモアで徐々にお客様に気に入って頂き国内ツアー、海外ツアーを任せてもらえるようになる。

1980年代にはフリーのツアーリーダーとして各国の有名歌手のコンサートツアーなどを企画し, お客様を集客。これにより富裕層のお客様やメディアと強固な繋がりを持つようになる。

1994年に「Tourism Traning Center」を創立し、次世代のツアーリーダーの育成に力を入れる。定期的に各旅行会社のツアーリーダーに対して勉強会を開催、自身のノウハウを共有した。これにより旅行会社との関係を強固にした。

1998年の経済危機では国内ツアー, 海外ツアー共に市場が収縮し彼の事業にも影響を与えた。しかし彼は生きるすべを見出すべく海外の旅行事業者へ営業。ヨーロッパの免税店のアンバサダーとしてインドネシア市場でのPRの仕事を発注してもらえるようになる。

そして2005年にツアーリーダー育成で培った旅行会社との人脈, 海外ツアー又はアンバサダーで培った海外の旅行事業者との人脈を繋げるべく TCC Travel Mart を初開催。

毎年2回の開催を2005年から毎年繰り返し、インドネシアで旅行業に関わる人なら誰もが知っているという規模まで育てた。

気さくで笑顔が絶えない彼はイベント会場ではビール一本片手に歩き回っているのが印象的(笑)

Mr. Tedjo 提供写真

TTC Travel Mart  の歴史

Japanect 撮影

2018年までの開催がジャカルタで26回、スラバヤで18回、メダンで7回、マカッサルで2回、そしてジョグジャカルタが今回初めてになります。

他 B to B 旅行商談会と比べて, Seller, Buyer 共に規模は最大級。

開催場所Seller数Buyer数
2018年9月ジャカルタ140570
2018年9月ジョグジャカルタ82115
2018年3月ジャカルタ170545
2018年3月スラバヤ133255
2017年9月ジャカルタ163646
2017年9月メダン96142
2017年2月ジャカルタ150542
2017年2スラバヤ122249

参加費用

1,000 USD  – 2都市

700 USD – ジャカルタのみ
500 USD – ジョクジャカルタのみ

(昼食, コーヒーブレイク有り)

  • JNTO主催3都市訪日セミナー、商談会:5,000円(非課税)
  • ITE (Indonesia Tourism Exchange)商談会:300 USD (スラバヤのみ)
ポイント!
価格は他 B to B 旅行商談会と比べても高め。しかし規模を考えると納得できる価格設定になっている。

当日のスケジュール

下記は今回取材できたジャカルタでのスケジュールこの後1日空いてジョクジャカルタでも同じスケジュールで開催されます。

時間スケジュール
08:00Registration
09:00 – 09:30Registration for Buyers
09:30 – 12:30Travel Mart – Morning Session
11:00Coffee Break – 1
12:30 – 13:30Standing Buffet Luncheon
13:30 – 14:00Registration for Buyers
14:00 – 17:00Travel Mart – Afternoon Session
15:00Coffee Break – 2
17:00Closing

参加企業数(Seller)

  • 140社

主要参加企業(Seller)

Japan Trip訪日旅行ランドオペレーター
Red Baloon Tour日本旅行
Salam Tour Jepangムスリム系訪日ランドオペレーター
Philipine Department of Tourismフィリピン政府観光局
Korea Tourism
Organization
韓国政府観光局
Macao Government
Tourism Office
マカオ政府観光局
Hong Kong Disney Resort香港ディズニーリゾート(施設)
SkyhubH.I.S のランドオペレーター事業, 訪日ではなくトルコに力を入れていた。
JTB Tour East Pacificアジア圏のホールセラー(JTB傘下)
LEGO LAND Malaysiaマレーシアレゴランド(施設)

参加企業数(Buyer)

  • 570社(ジャカルタ)
  • 115社(ジョクジャカルタ)

JNTO主催商談会との違い

  • 日本の訪日関連業者がほとんどいないため単独で訪日旅行の売り込みが出来る。(今回は3社のみ)
  • JNTOセミナー商談会に比べると参加する旅行会社が圧倒的に多い。
  • JNTO商談会の抽選に漏れた、間に合わなかった場合の代案としても参加可能。

次回の開催予定

2019年2月25日(ジャカルタ開催予定)

2019年2月27日(スラバヤ開催予定)

特にジャカルタ・スラバヤでの開催の場合、Buyerの応募が殺到し参加不可の状況になる可能性もあるようですので参加を検討されている企業様はお早めに。

Mr. Tedjo 提供資料

総括

  • インドネシアからの訪日旅行者を獲得したい
  • インドネシア市場への営業は初めて。

TCC Travel Mart はそんな訪日関連業者さんにおすすめの商談会です。

前記でお伝えしている通り1,000ドルの費用も700社以上のインドネシアの旅行会社と繋がれると考えれば割安。

実際に出張に出向いて一社一社訪問すると考えると宿泊費用だけでもそれだけかかります。

代行サービス

当社, 訪日PR事業で商談会参加の代行サービスを用意しております。

まずは代行サービスを利用せずにかかる想定費用。

代行サービスを利用せずにかかる費用

項目概算費用備考
フライト代金85,000円エコノミークラス
宿泊費用10,000円3星ホテル2泊
移動交通費10,000円2日間
通訳費15,000円1日のみ
印刷物送料5,000円
合計125,000円

上記以外にも日本からの移動, 商談会参加で生じる人件費, 又時間を費やすことによって生じる機会損失も見えない費用として存在してます。

代行サービス費用

2都市(ジャカルタ・その他都市)商談会1名参加 15万円(税込)

ジャカルタのみ 商談会1名参加10万円(税込)

  • ジャカルタからの移動交通費、宿泊費用別
  • 印刷物送料別(ジャカルタでの印刷も承っております。必要な場合は別途ご相談下さい。)
  • 商談会参加料別

サービス内容

事前ヒアリング

商談会参加前に実際に商談会参加予定の当社メンバーが今回の商談会で伝えたいことより重点的に営業したいポイントをヒアリング。

お客様の要望に沿って旅行会社へのヒアリングシートを作成しその内容に沿ってヒアリングすることも可能です。

当日

日本語スピーカーインドネシア人の当社メンバーが商談会に参加します。

日頃旅行会社とやり取りしているメンバーのため、旅行会社が何も求めていてどういった提案すべきなのかを理解して提案可能です。

納品物

  • 名刺データ
  • 各旅行会社から頂いた名刺を元にお客様希望のフォーマットで一覧にして納品
  • 報告書
お願い
インドネシアでの長年の旅行業の経験がある私達だからこそ、お手伝いできることがあると私たちは信じてます。小さなことでも構いませんのでインドネシアからの訪日旅行に関するご相談お待ちしております。

インバウンドマーケティング

弊社 Japanect Inc. (PT. Japanect Consulting Indonesia) ではインドネシア人の訪日旅行客を獲得したい企業様、事業者様のサポートを行っています。実業で訪日専門の旅行会社を営んでいて、日々お客様と接している当社だからこそ出来るサポートがあると信じています。インドネシア人向けのウェブサイト作成から、SNS運用などのオンラインでの施策。営業代行や商談会出展代行などのオフラインでの施策にも対応。是非一度お問い合わせお願いします。

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日本とインドネシアを繋ぐ Japanect Inc.

当社 Japanect Inc. (PT. Japanect Indonesia Consulting) では、”インドネシアと日本を繋げることにより両国社会に価値を生み出し続けること”を存在意義と定め様々なインドネシアと日本に関わる事業を行っています。ちょっとしたご相談でも承ってますのでご気軽にお問い合わせお願いします。

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