こんにちは、みなさんいかがお過ごしでしょうか？
本記事ではインドネシアでいち早くTiokTokを使っている企業の紹介をします。
TikTokは若い世代を中心に人気のモバイル向けショートムービーソーシャルメディアプラットフォームです。アジア圏を中心に流行し、アプリのダウンロード数は15億にのぼります。
音楽に合わせてダンスや口パクを行うリップシンクなど、ユーザーは面白い瞬間や共有したい出来事を撮影し、加工して動画を投稿します。TikTokに投稿される動画は15秒程の短い時間で構成されており、一つの動画を気軽に視聴できるのも特徴です。
また、撮影→編集→エフェクト→投稿といった一連のアクションをアプリ内で行えるほか、投稿するテーマが予め提示されているといった動画制作に対するハードルの低さから、ユーザーの人気を集めています。
本記事では企業のTiokTokを使った活用例を紹介します。
インドネシアのTikTok利用者
Hootsuiteの統計によりますと、インドネシアの1億7540万人のインターネット利用者のうちの13-64歳へのアンケートに対し25%（3300万人）が2020年の1月でTikTokをアクセスしたと回答しており、順位的にはインスタグラムやフェースブックより劣っていますが、3300万人ものユーザー数を誇っております。
インドネシア企業のTikTok活用例
1. SONY MUSIC INDONESIA (@SONYMUSICID)
@sonymusicidUdah ikutan ##bitterlovechallenge @Ardhito Pramono belum?♬ original sound – sonymusicid
Sony Music IndonesiaはTikTokアプリで10万8000人のフォロワーを有しており、傘下のアーティストを利用したプロモーションをしています。
インドネシア発のアーティストの韓国語字幕が入った音楽PVをティザーとして投稿しYoutube動画に誘導させたり、若い世代に深くリーチするためにアーティスト自らがダンスをして視聴者にダンスの動画アップロードをさせる#Challenge系プロモーションを展開したりと若者向けのプロモーションを上手く工夫しています。企業が一方的に情報を発信している状態を避け、親近感を持ってもらえるような場を提供しています。
2. XIAOMI (@XIAOMI.INDONESIA)
@xiaomi.indonesiaMau hape Redmi 8 atau Redmi 8A? Ikutan ##HapeKeceBatreGede dance challenge! ##ad♬ HapeKeceBatreGede – JKT48
スマートフォンに始まり、今では電化製品も多数販売している中国スマートフォン・スマート家電大手のXiaomi。家電企業としては早い段階からTikTokアカウントを開設し現在8万6000人のフォロワーがいます。
アカウントでは自社と他社のスマートフォンの高速充電比較、まな板として果物をスマートフォンの上で切って傷防止アピールやスマートフォンの上にスイカを落として衝撃耐性アピール、そして新商品の動画を配信しています。
また、AKB48の姉妹グループ、JKT48を起用したダンスチャレンジ動画を配信し、フォロワーにダンス動画を送ってもらいその中で一番クレイティブだった人にスマートフォンが当たる施策を打っています。
3. SHOPEE INDONESIA (@SHOPEE_ID)
@shopee_idSHOPEE BIG RAMADHAN SALE kembali hadir! Nikmati berbagai promo menarik mulai dari TANAM THR 10 MILYAR, Gratis Ongkir XTRA, dan Pasti Diskon 50%! 🧡 ♬ original sound – Shopee Indonesia
シンガポール発のオンラインショッピングサービス、「Shopee」は2015年に設立され、後発組ながらアリババグループの「Lazada」を超えました。今ではインドネシア、マレーシア、タイ、ベトナム、フィリピンといった東南アジア各国に広く展開し、東アジアでは台湾にも進出しました。
C2Cだけではなく、B2Cを含めたハイブリッドECで、Instagram、FacebookやYoutubeアカウントはもちろん、ECサイトでは一番先にTikTokアカウント運用に着手し現時点で2万6000人フォロワーがいます。
TikTokでのコンテンツは主にShopee Indonesiaで働いている社員のダンスやおもしろ動画を配信しています。その他にも割引キャンペーンや他のSNSで公開されている動画の流用もされています。
TikTokでのプロモーションメリット
ユーザーを巻き込んだキャンペーン施策が打てる
TikTokは、ユーザーを巻き込んだキャンペーン施策をもっと打ち出すことができます。TikTokはタイムラインの表示のされ方がほかのSNSと大きく異なります。基本的にTwitterやInstagramは、自分のフォローしているユーザーの投稿がタイムライン上に流れます。もし、フォローしているユーザー以外の投稿を見たい場合は、ツイートや＃（ハッシュタグ）での検索が必要です。しかしTikTokでは、アプリを開くと、フォローしているユーザーだけでなく、おすすめ動画が流れるタイムラインが表示されます。また、「#ぴょんぴょんダンス」「#振り振りダンス」といった投稿テーマをユーザーが決められるうえ、流行りのテーマを真似して投稿するという文化もあります。
キャッチーだったり、面白いテーマであったりすれば、その「＃○○」での投稿が増えるため、より多くの人に参加してもらい、キャンペーンを訴求できます。ユーザーが自然とキャンペーンや流行している投稿を目にする設計になっており、人から人へと伝播していく流れができやすく、話題を集められれば幅広いユーザーにリーチできるSNSと言えるでしょう。
インパクトを残すのが鍵
TikTokは簡単に使えて参入しやすいものの、難しいポイントもあります。
「ユーザー目線を意識すること」です。TikTokはキャンペーンに関するユーザー投稿が発生しやすいSNSであるため、ユーザーの印象に残り、参加しやすいテーマの設定がカギとなります。また、視聴率の上昇や購入者数の増加といった目的がある場合は、TikTok内で完結させず、ほかの媒体と連携し、成果に結び付けることも大切です。
いかがでしたでしょうか？ソーシャルメディアプラットフォームとしてはまだ新しいTikTokは今注目されています。
簡単ではございましたが、マーケティング戦略として参考になれば幸いです。
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